以前はお寺や自宅でお葬式を行うことが一般的でしたが、最近は葬儀専門の斎場や集合住宅の集会場などで葬儀を行う遺族が増えています。こうした背景には、近隣との関係を考えたり、子どもや兄弟又は親族が近くにおらず自宅で葬儀を行ないたくても、人出が足りないなどの問題が少なからず関係している。

その一方で葬儀のスタイルも変化していて、現在は家族葬や密葬など葬式のタイプも増え、以前に比べるとお葬式のやり方が多様化しているので、ご自分や遺族の予算や希望に沿ったプランを選んだり、場合によっては自由に作ることも可能!

なので、できることなら「もしも」の時に備えて、家族が元気なうちに複数の葬儀社に見積もりを取り寄せ、比較・検討しながら納得のいくお葬式を行う準備をしておきたいものです。

希望する葬儀場所のアンケートでは約7割が葬儀専門式場を選択してる

(財)日本消費者協会が行なった「葬儀を行う望ましい場所」についてのアンケート調査では、葬儀専門の式場を希望する人が67.6%と最も多く、自宅は9.8%、寺院・教会を希望する人は10.8%に留まっています。自宅での葬儀が敬遠される背景には、他人に入られたくない、後片付けや整理が面倒、近所の目が気になるなどの理由で避けられる事が多い。また、寺院や教会の希望者が少ないのは壇家や信者の利用のみに留まっている。

斎場の選択

参考:日本消費者教会調べ、2007年

お葬式を行う斎場を選ぶポイントは4つ

  • 故人の意志を尊重する
  • 訪問する会葬者の人数を念頭に置く
    葬儀の際に、式場が狭すぎると会葬者が外で待機するなどの迷惑がかかり、反対に広すぎると弔問客の少なさが目について違和感を感じてしまうことも・・・又、式場は大きさによっても料金が変わってくるので、人数に合った式場を選ぶようにすること!
  • 会葬者の都合を考慮する
    夜、仕事帰りに寄りやすいなどの理由で、最近は夜間に行う通夜に参列する会葬者が増える傾向にあります。それと、式場に車を置けるスペースが確保できるのか、遠方からの来られる会葬者の場合は、送迎の有無などは、斎場を選ぶときに確認しておきたい点です。
  • 遺族の懐事情に合った場所を選ぶ
    葬儀社の営業マンのなかには、遺族の経済状況や意見を無視して高額な葬式プランを提案する営業マンも存在します。なので、お葬式のプランや葬儀社は、慌てて一人で決めようとせず、必ず家族や親族と相談して負担出来る範囲内の葬式プランを選ぶ事!

    葬儀社の営業マンはプロなので、あの手この手で魅力のある葬儀プランを提案してきますが、お金を支払うのはお葬式を行う遺族です。一時の感情に流されず冷静な判断で葬儀プランを決める事! 

自宅でお葬式を行う場合に気をつけたい点

自宅でお葬式を行う場合は、持ち家とマンション・アパートで対応の仕方が違ってきます。まず持ち家であれば、ご近所との付き合いにもよりますが、葬式を行うことに理解を得られると思います。ただ、ご近所の住人によっては葬式を不吉とみなす方もおられるので最近では外に花輪を出さない遺族が増えています。

次にマンションやアパートの場合ですが、お線香の煙や僧侶がお経を読み上げる時の声に不満を持ち、迷惑行為だと訴える住民も増えてきているので、どうしても自宅で式を行ないたい場合は前もってお話をして理解を得ておくこと!

また、自宅でお葬式を行う場合は、会葬者の車を停める駐車場の確保も忘れずに行うこと!駐車場を確保しなかったばかりに、会葬者の方が駐車違反で警察のお世話になり、文句をいわれるたケースも実際に起きています。