以前にくらべ、仏教やキリスト教といった宗教と関わりのある葬式を避ける傾向が強まり、生前の趣味を活かした個展葬や好きだった音楽で葬式を行う音楽葬など本人や家族の意向を取り入れた葬式を行う中高年が増えてきています。

背景には、「葬式を行う意味が分からない」とか「必ずやらないといけないもの?」など、葬儀社や僧侶から請求される高額な葬式費用に利用者が不信感を募らせたことが原因では・・・

その結果、葬儀社は自らの首を締めることになり、費用をかけずに本人や家族が葬式の内容を自分好みにコーディネートできる新しい葬式スタイルの需要が高まっているのではないでしょうか?

従来の宗教色の強い葬式を行わない事に不満を持つ人は少なからずいる

そうはいっても、冠婚葬祭というものは本人や家族だけで話がまとまるほど簡単なものではありません!

血縁関係のある親族や本人と特に親しい間柄の友人や知人のなかには、従来の宗教色の強い葬式を執り行わないことに納得しない人も少なからずいるもの。

なので、本人や家族が納得しても念のため親族や親しい友人および知人には従来の葬式を行わない旨を、納得してもらえるように説明をして根回しをしておくこと!

そうしないと、葬式を終えたあとにズルズルと因縁を引きずって険悪の仲になってしまうことになりかねません!それでもよいのであれば構いませんが・・・事前に対策が取れるのであれば角が立たないよう穏便にすませたほうがお互いのため。

仏教やキリスト教等の宗教色のない自由葬は納骨するお墓の場所に注意!

また、実家が壇家であったりお墓が菩提寺に供養されているのであれば、お墓が供養されているところの僧侶がお経を読んだり戒名を付けない限り納骨の許可をもらうことができません! 

自由葬を行った家族のなかには、葬式を終えた後に菩提寺にお墓が供養されていることを親族から聞き後日、菩提寺の僧侶にお墓の相談をしたところ法外な読経料と戒名料と引き換えに遺骨を埋葬したというケースもあります。

「信仰心がない」・「宗教にとらわれない」などの理由で従来の宗教色の強い葬式を選ばないのは本人や家族の自由ですが、親族や本人と関わりの深い人のなかには、まだまだ従来の葬式を望む人は多いため根気よく説明をして理解してもらう姿勢が大切!

また、火葬後の遺骨の埋葬方法もどのような方法をとるのか、本人や家族だけで話をまとめるのではなく、壇家や菩提寺の有無やお墓の在処について親族に問い合わせるなど情報収集をこまめに行うことが必要となってくる。

人間は年を重ねると頑固になり、新しい知識や習慣を受け入れ難くなりやすいといいます。年齢を重ねた人の葬式では、親族や故人の親しい友人および知人もほとんどが高齢なため、葬式のスタイルもまだまだ従来のカタチを求める人が多いのかもしれません!

ただ、本人や家族が自由葬や少人数の家族葬を希望するのであれば、葬式の後に親族との関係に溝を作らないためにも事前に根気よく説明をして納得してもらえるよう努力するのは必要だと思います。