核家族化が進む昨今は、結婚してから両親と一緒に暮らす人は減り続けていて、両親や祖父母と一緒に暮らす大家族では日常的な光景だった仏壇に手を合わせるお参りの作法をなかなか目にしなくなりました。

その結果、仏壇や祭壇を購入してから「お参りの作法」について仏具店の店員やお世話になった宗教者に問い合わせる人が増えているようです。

ですが、お参りの作法について難しく考える必要はなく、仏壇や祭壇に向かい心を込めて故人や先祖に手を合わせ、最近身の回りで起きた出来事を話したり、「行ってきます」や「ただいま」などあいさつをしても構いません!

仏壇や祭殿へのお参りは生活に負担をかけないように続けること!

本来であれば、仏壇も祭壇も毎朝お供え物をしながらお参りをするのが基本とされていますが、精神的に負担にならない程度に続けるのが大事なので「毎朝やらなければいけない」と義務感を持つのではなく、「出来る範囲でやればいい」と気を楽に持ったほうがよいでしょう。

仏壇のお参り作法!基本は毎日朝と晩の2回行います!

仏壇に向かって行うお参りは、毎日の朝食前と夕食後に行うのが原則とされ、朝はお茶やご飯を供えたりお花の水替えの後に仏壇の前に正座をして、ロウソクに火をつけ、その火で線香を灯して香台に立てます。

お参りの流れは、①:鈴を打ち鳴らし、②:手を合わせ合唱、③:宗派に沿ったお経を唱える、④:終わりに鈴を打ち深く一礼を行う、⑤:ロウソクの火を手であおいで消します。※夕食後も同じ流れでお参りを行う!

なお、唱えるお経は、葬儀の際にお世話になったお寺の宗派の作法で唱えるのが基本です。ただ、唱えるお経がわからなければ心を込めて合唱するだけでもかまいません!

冒頭でもいいましたが、すべてを完璧にこなそうと義務感を持ってお参りをするのではなく「出来る範囲でやればいい」といったスタンスで簡略化して行うことが大事です。

宗派によって唱えるお経や線香の本数は違っている

天台宗
唱える言葉
南無阿弥陀仏・南無釈迦牟尼仏
線香の本数と置き方
3本立てる
真言宗
唱える言葉
南無大師遍照金剛
線香の本数と置き方
3本立てる
浄土宗
唱える言葉
南無阿弥陀仏
線香の本数と置き方
1本もしくは2本立てる
浄土真宗
唱える言葉
南無阿弥陀仏
線香の本数と置き方
1本もしくは2本寝かせて置く
臨済宗
唱える言葉
南無釈迦牟尼仏
線香の本数と置き方
1本立てる
曹洞宗
唱える言葉
南無釈迦牟尼仏
線香の本数と置き方
1本立てる
日蓮宗
唱える言葉
南無妙法蓮華経
線香の本数と置き方
1本立てる

祖霊舎のお参り作法!基本は毎朝、顔と手を清め口をすすいでから行う

祖霊舎とは、神道で故人を祀る家庭祭壇のことで、祖霊舎は神棚よりも低い位置に置くようにします。

祖霊舎には、毎朝、洗米、水、塩などの神饌[:シンセン]を供えてから、顔・手を水で清め、口をすすいでから祖霊舎の前に座ります。

お参りの流れは、①:軽い礼の後に深く二礼を行う、②:祝詞[:ノリト]にあたる「祓詞、祖霊拝詞、神棚拝詞」を奉上[:読む]する、③:二礼二拍手一礼して終える。、なお祓詞、祖霊拝詞、神棚拝詞が判らないのであれば代わりに思っていることを述べてもかまいません!

キリスト教は基本的に祈りは教会で行うものなので儀式はありません!

キリスト教では、祈りは教会で行うものという考えが根本にあるので家でのお参りや祭壇の設置について儀式的な決め事はありません!

自宅に設置した家庭祭壇に向かってお祈りするときも自由な形で行うが一般的!もし祈るときに迷うようであれば、心の中にある思いを整理しながら祈りを捧げてみるのもよいでしょう。