よく「お墓を買う」とか「墓地を購入する」などといいますが、実際には墓地の一定の区画を使用する権利を持つという意味で、マイホームを買うときのように土地と建物の所有権が購入者に移ることはなく、あくまで墓地の所有権は区画を提供する管理者にあります。

墓地は買うのではなくレンタルするもの!

つまり、「お墓を買う」とか「墓地を購入する」というのは、墓所をレンタルして墓石を建て供養をするということ!

したがって、墓地を購入時に支払うお金は、「永代使用権」を手に入れるための費用となる!なお、永代使用権の費用は購入時のみ発生しますが、墓地の使用料とは別に一定の「管理料」を毎年支払わなければいけません!

なお、「墓地使用権」という法律により、永代使用権を一度取得すると夫や妻などの配偶者や子供・孫とお墓を利用する者がいる限り、期限のない永代使用権を受け継ぐことが可能となっている!

墓地は売ったり貸したり、お墓以外に使うことはできません!

いっぽうで、お墓を守る人がいなくなってしまうと永代使用権の権利は失くなり墓地の使用権は所有者に戻ってしまいます!

その他にも、永代使用権を他人に売ったり貸したりできなかったり、墓地以外の目的で使用することも禁じられているなど、利用者からすれば不利な条件を承諾したうえで墓地を使わなければいけないという側面もあります。

墓地の種類は公営・民間・寺院の3つに分けられる!

お墓を建てることができる墓地には、経営のスタイルによって3つに分けることができ①:自治体が管理する「公営墓地」、②:民間事業者が管理する「民間墓地」、③:お寺が管理する「寺院墓地」などがあります。

都道府県や市区町村が運営する公営墓地

都道府県や市区町村などの自治体が運営する墓地は、宗教や宗派を問わず誰でも利用することが可能です。

また永代使用権や年間使用料も民間墓地や寺院墓地に比べると格安になっていますが、利用するには抽選に申し込んで当たらなけらばなりません!

ほとんどの公営墓地は申し込む希望者が多いため、申し込んでも当選するまで何年も待つことは、もはや常識となっている。

なお、自治体によっても変わりますが①:生前の墓地購入には遺骨があることが条件、②:自治体に住民票がおいてあることが条件、など選考の基準が厳しいところが多い!

企業や財団法人などが運営する民間墓地

民間企業や財団法人などが運営する墓地は、公営墓地や寺院墓地と比べると規模が大きく、法要のための建物も設置するなど墓地以外の施設が充実しているところがほとんどで、宗教や宗派を問わず誰でも利用することが可能となっている!

永代使用権や年間使用料は他の運営する墓地と比べると高めに設定されていたり、交通の不便な郊外に墓地があることが多い!

ただ、永代供養墓や納骨堂を併設するなど利用する側のニーズを活かした墓地が多いのは民間墓地ならではでしょう!

宗教法人であるお寺が運営する寺院墓地

宗教法人であるお寺が運営する寺院墓地は、お寺の壇家になる必要があります。宗教や宗派が特定されており費用も他の運営する墓地と比べると高額になりますが、その分、手厚い供養や法要を受けることが可能となっている!

ただ、壇家になってしまうと、葬儀時の供養依頼は壇家となったお寺の僧侶に優先しないといけないというデメリットも・・・

理解あるお寺であれば別のお寺の僧侶が供養した遺骨をお墓に入れてくれますが、そうでない場合だと遺骨の受け入れを拒否したり、高額なお布施を要求してくる場合があるので注意が必要です。