葬式を終えたあとに墓を建てた人のなかには、「早くお墓を建てて納骨をすませないといけないのではないか?」「世間体を考えると四十九日法要までにお墓を建てるにこしたことなない」などといった考え、じっくり検討もしないままお墓を建ててしまうケースが多くみられます。

ただ、お墓を建てる時期について法的な日時は指定されていませんし、納骨の時期も四十九日法要までに終える必要はないので、お墓を建てる目処が立つまで、遺骨を納めた骨壷を自宅へ安置して置いても、法律的にはなんの問題もないのです。

実際、お墓を建てるとなると、情報収集をして墓地を捜したり、お墓に使う墓石の種類について調べるなど、時間をかけて比較や検討をしないことには納得のいくお墓を建てることはできません!

なお、納得するお墓を建てた人の多くは、墓地および霊園選びを1ヶ所だけで決めず、新聞のチラシやインターネットで資料を取り寄せ、気になる場所があれば直接伺って交通の便や雰囲気を確かめることをしています。

また、墓石選びについても、セールストーク全開で話してくる営業マンの言いなりにならないように、複数の石材店から見積書を取り寄せ比較を行うなど知識をつける時間と労力を惜しみません!

お墓の購入を一生に一度の買い物と考えるのであれば、慌てずじっくりと時間をかけ、交通の利便性や管理体制が自身の希望条件に見合った場所を捜すことです。

お墓捜しはあわてず一回忌もしくは三回忌を目安にするとよい!

亡くなってから新たにお墓を建てるのであれば、四十九日法要までにお墓を準備するのは時間的に考えても無理があります。都合よく墓地や墓石の手配ができたとしても、遺骨を納める納骨棺(カロート)や境界石の工事や墓石に墓碑を彫刻する作業には時間をようするので、お墓の完成には最低でも2~3ヶ月はかかる!

なので、お墓を建てる際は焦らず、墓地や墓石をじっくり選んで、あとになって後悔しないよう納得のいくお墓を建てたいものです。

世間体を気にしたり、急かす親族の言葉を鵜呑みにするのではなく、葬儀後1年~3年以内を目安に、家族と相談しながら墓地や墓石選びを行って下さい!

遺骨に関して、自宅で安置するのが難しいのであれば、お墓ができるまでお寺に遺骨を預けたり、一時預かりの納骨堂を利用するなどの方法があるので状況に応じて利用するとよいでしょう!

先に墓地を購入して墓石は後日という考え方も選択肢のひとつ!

お墓を建てたり墓地を購入することに、いつまでしなければならないという決まりはないので、生前元気なうちに自分で墓地を購入しておき、お墓を建てるのは後でいう方法を選ぶこともできます。

ただ、墓地所有者の運営方針によっては、遺骨が手元にないと墓地の購入ができなかったり、墓地を購入してから一定の期間以内にお墓を建てなければいけないという条件を設定しているところもあるので、契約書や運営規約の内容をしっかりと確認したうえで墓地の購入はすること!

なお、お墓を建てるためには、墓地を利用するための使用料「永代使用権」、墓地を管理行してもらうための年間管理費、墓石の建立費などの費用が発生します。

なかでも墓石を建てる費用は使う石の種類にもよりますが一度に支払う金額としてはもっとも大きな支出となってくる。また、永代使用権の購入費や年間管理費は墓地の管理者が公営か民間もしくは寺院かによって金額に大きな開きがでてきます。

お墓の購入費と購入後の管理費については、時間と労力を惜しまず情報収集をして用意できる範囲で予算組を行い、無理のない支払い計画を立てることが購入後のトラブルを避ける唯一の方法です。