墓石の形には、伝統的な三段墓の形をした和型墓石やオルガン型と呼ばれる横長の洋型墓石、五輪塔や宝塔など塔の形をした塔型墓石、建てる人の個性を活かしたデザイン型墓石など、ひと昔前と比べるといろんな種類が登場している。

かつて墓石といえば和型墓石が主流でしたが、最近はオルガン型と呼ばれる横長で低めの洋型墓石を建てる人が増えている。洋型墓石には外柵が不要な場合が多いので和型墓石と比べると割安なのも建てる人が増えた要因でしょう!

墓石に彫刻する文字も「先祖代々之墓」「○○家之墓」といった文字ではなく「心」「和」など明るい雰囲気を表す文字を刻むケースが目立っています。

伝統的な縦長の和型墓石

墓地でよく見かける墓石といえば、棹石[:サオイシ]が縦に長い長方体をした和型墓石ではないでしょうか?和型墓石のなかでも和製三段墓石はもっとも多く使われている墓石です。

墓石の形は位牌に似ていて、一般的な和型墓石は棹石・上台・中台・芝台の四弾構造の造りをとっていて、棹石の部分は多様な加工方法があるので見た目が異なるお墓が多いのが特徴!

価格は65万円~200万円ほど、棹石の部分や台石の上面を加工したり、石材の種類が国内産か外国産かによっても金額が異なってきます。

和型三段墓石
和型三段墓石

棹石上部のカタチ
くし型 滑らかな山形の曲線を描いた形
一文字型 まっすぐ切ったままの形
角兜巾型 四面を斜めに切って三角形にみえる形。
台石の上面の加工
蓮華加工 蓮の花をかたどった加工方法
亀腹加工 亀の甲を模した形で、ゆったりとしたふくらみのある曲線をつけた加工方法。水切りにも役立ちます。
スリン加工 棹石と上台の間に挟む座布団のようにみえる盤状の加工方法。円形と角形がある
水垂れ加工 水切り状態を保つため勾配をつけた加工方法。

五輪塔や宝塔など塔型墓石

江戸時代以前に主流だった塔型墓石ですが、和型墓石の登場で造られる数が減少した墓石。現在よくみる五輪塔や宝塔は真言宗開祖である空海が考えたといわれている。また、五輪それぞれの中心には梵字が描かれており、宗派によって描く文字がことなっています。

五輪塔は、地・水・火・風・空の五大要素をあらわした輪を下から積み上げ等の形にしたもので、お墓の向きを気にする人にすすめられることが多い!

塔型墓石は現在、和型墓石と組み合わせて使われることが多い!価格は80万円からあり、梵字の有無によっても金額が異なります。

五輪塔墓石
五輪塔

五輪塔の構造
宝珠 空輪 塔の一番上部にあたる部分「体・血液・体温・呼吸がうまく融合した状態」を表している
受花 風輪 火輪の上にある部分で「呼吸」を表している
笠石 火輪 水輪の上にある部分で「体温」を表している
塔身 水輪 地輪の上にある部分で「血液」を表している
地輪 塔の一番下にある部分で「体」を表している

オルガン型やストレート型など横長い洋型墓石

公園墓地や芝生墓地などの普及で、見かけるようになったのが棹石が低く横長の洋型墓石ではないでしょうか?種類はストレート型とオルガン型があり、和型墓石と比べると高さが低く外柵も要らない場合がほとんど!また、墓石に刻む文字も家名にこだわることなく好きな文字を刻むことができる。

近年、首都圏を中心に洋型墓石を建てる人が増加しています。価格は和型墓石より少し高く70万円~250万円ほど!

洋型ストレート墓石
洋型ストレート墓石
洋型オルガン墓石
洋型オルガン墓石
洋型墓石の種類
洋型ストレート(一段) 棹石部分が垂直に近い形で、台石がひとつしかないタイプ
洋型ストレート(二段) 棹石部分が垂直に近いタイプで、台石がふたつになっているタイプ
洋型オルガン(一段) 棹石部分が斜めに加工されたタイプで、台石がひとつしかないタイプ
洋型オルガン(二段) 棹石部分が斜めに加工されたタイプで、台石がふたつになっているタイプ

他とは違うオリジナル性を重視したデザイン型墓石

従来の和型墓石ではなく、オリジナル性を活かした個性的なデザインのお墓を建てる人も少しづつですが増えています。例えば、サッカーボールやバイク、携帯電話などといった独特の形をした墓石も建てられている。

ただ、デザイン型墓石は墓地や霊園全体の統一感を損なうこともあり、墓地運営者によっては建てること自体を禁止しているところもあるので、契約書や規約および使用条件などを確認したり、不明であれば直接話しを聞いてみること!

デザイン型墓石サッカーボール デザイン型墓石バイク
        

デザイン型墓石(和) デザイン型墓石

デザイン型墓石を建てるときに確認すべきこと

  • 契約書や規約および使用条件でデザイン型墓石の建立が禁止されていないか?
  • 家族や親族に話をして建立の許可を得ているか?
  • 完成後のイメージを製作者がキチンと理解できているか?
  • デザイン制作の実績が多い石材店を選ぶこと!※施工例があればなお良い
  • 予算の範囲内で納まるように見積書は細かくチェックして
  • 開眼法要や納骨をするのであれば完成時期をはっきりとさせる!