仏教では、人が亡くなると僧侶がお経をあげて供養を行い、席をもうけて食事を行います。僧侶にお経をあげてもらうことを「法要」といい、法要の後、席をもうけ親族や知り合いに食べ物や飲み物を出してもてなすことを「法事」と呼びます。

月忌法要とは亡くなった人の月の命日のこと!

毎月の故人の死亡した日と同じ日のことを、月の命日として月忌[:ガッキ]と呼び、親族や知り合いが月忌法要を行って故人の供養を行う!

例えば、故人の命日が3月21日だとしたら翌月の4月21日、翌々月の5月21日が月忌にあたる!

月忌法要は、亡くなった日に行う初月忌法要から七日ごとに行われる追善供養(初七日法要~四十九日法要)までは重点的に行いますが、忌明けである四十九日を過ぎると親族や遺骨を管理する者が必要に応じて月忌法要を行います。

年忌法要とは亡くなった人の年の命日のこと!

故人が亡くなった日を祥月命日[:ショウツキメイニチ]と呼び、命日から数えて1年目、3年目、7年目、13年目・・・33年目など仏教で定めた節目の年に行われる法要の事を年忌法要[:ネンキホウヨウ]といいます。

そうはいっても、故人の命日は毎年訪れるので親族や遺骨の管理者は、仏教の定めた節目の年以外にも必要に応じて法要を行ってもかまいません!

また、命日から数えて1年目と3年目には、僧侶にお経をあげてもらい、親族や知り合いを招待して故人を偲ぶのが一般的。そして、7年目以降の法要は親族のみで行い33年目もしくは50年目をもって切り上げる「弔い上げ」とし、以降は「故人の霊」ではなく「先祖霊」として他のご先祖様と一緒に法要を行います。

仏教で行われる「法要」とは、亡くなった人の冥福を祈る儀式なのだ!

法要と法事はセットで行われることがほとんどで、法要とは僧侶がお経をあげる行為、法事とはみんなで会食をする行為とされています。

仏教では、亡くなった人があの世で路頭に迷うことのないよう、定期的に故人の冥福を祈ったり、慰めたりする目的で法要や法事などの儀式が行われる!

故人が亡くなった日から数えて7日目に「初七日法要」が行われると、14日目、21日目・・・49日目までの7週間の間は毎週追善供養をして、この世とあの世の狭間にいる故人の霊が道に迷わずあの世へ辿り着くことが出来るように、後飾り祭壇にロウソクを灯し、食べ物や飲み物を供え、線香を焚きます!

また、仏教では、亡くなってから四十九日までの期間は約一週間ごとに「殺生」・「盗人」・「邪淫」・「嘘」・「口先」・「言葉使い」・「二枚舌」の7つの罪について裁きを受けるとされ、毎週行う追善供養は裁きのさい、罪の重さを軽減する為だとの説もあります。

以前に比べ、都市部では葬儀当日に還骨法要と初七日法要をまとめて行う人が増えていたり、四十九日法要までに毎週行う追善供養も一括してお寺の住職に任せていま人もいるようですね!

毎週続いた罪の裁きが終わる四十九日法要は特に大切な儀式!

亡くなってから四十九日目の日は、満中陰[:マンチュウイン]ともいわれ、故人が毎日のように受けてきた裁きが終わり、罪の重さやその後の処分が決まる日とされています。まぁ、この世でいう「懲役○○年、執行猶予○○年」みたいに実刑判決を下されるようなものでしょうか・・・

なので、四十九日法要の日は特にていねいな追善供養を行って故人の罪が軽くなるよう祈りを捧げ供養を行います。なお、故人の処分が決定する日である四十九日法要は「忌明け」とされ、親族は葬儀や法要に参列し香典を包んだ人に対し感謝の気持ちを込め「忌明けのあいさつ状」や「香典返し」を送るとされている!