相続には全ての財産を引き継ぐ単純承認と一部のみ引き継ぐ限定承認がある!




被相続人(親や兄弟)から引き継ぐ財産のなかには、家屋や土地・預貯金・骨董品などの金銭的価値のあるプラス財産だけでなく、被相続人が生前抱えていた借金や損害賠償責任など返済義務が発生するマイナス財産も含まれています!

相続時にはプラス財産だけでなく返済義務が発生するマイナス財産も引き継ぐことになるので、相続人のなかには多額の負債を受け継いでしまうケースも・・・(汗)

実際、被相続人が残した財産について細かくチェックするのを怠り、金銭的価値のある財産についてのみリストアップを行って相続手続きを進めた結果、被相続人が生前に作った莫大な負債も相続してしまい、自分の家や財産を手放してしまった人も少なくありません!

相続後に後悔しないためにも、被相続人の遺産を相続するときには、プラス財産だけでなくマイナス財産も調べる必要があります!

ただ、被相続人が残した財産についてプラス・マイナスを問わず強制的に相続してしまうのは、あまりにも不公平と思いませんか?

このような問題を解決するために、民法では、相続人の支払い能力を超えたマイナス財産の相続について、一定の条件の範囲内で遺産の相続を承認する「限定承認」と、想像する権利自体を放棄する「相続放棄」といった制度を設けて、相続人を保護しています。

ですが・・・「なぁんだ、相続しなくてもよい方法もあるんだ・・・」と安心するのはちょっと待った!!

確かに「限定承認」や「単純承認」といった相続人を保護する制度はありますが・・・

この制度は「自己のための相続開始があるのを知ったときから3ヶ月以内に、家庭裁判所に申し立ての手続きを行なうこと」と期限が定められているんですね!

つまり、被相続人が亡くなったのを知った日から数えて3ヶ月以内に「限定承認」や「相続放棄」の申し立てを行わなければ、プラス・マイナス財産の一切の権利を引き継ぐ「単純承認」をしたものとみなされてしまうので注意してください!

いいですか・・・一旦「単純承認」とみなされてしまうと、過去にさかのぼって「限定承認」や「相続放棄」の手続きを申請することは出来ませんよ(泣)

  • 単純承認』・・・被相続人の財産を無条件で引き継ぐこと
  • 限定承認』・・・被相続人の財産の一部のみを引き継ぐこと
  • 相続放棄』・・・被相続人の相続に関する一切の権利・義務を失うこと

何の手続きもしなければ自動的に「単純承認」したとみなされてしまう!

被相続人の財産が金銭的価値のあるプラス財産のみであれば、相続の承認や放棄といった手続きについて深く考えなくても良いと思います!

ただ、金銭的価値のあるプラス財産のみ残して亡くなる被相続人はごく一部ではないでしょうか?

ほとんどの被相続人は多かれ少なかれマイナス財産も所有していると考えるべきです。

バツが悪いことに、借金や損害賠償責任などのマイナス財産は被相続人が亡くなったあとに判明するケースが多い(汗)

そりゃ・・そうですよ! 自分に借金や損害賠償責任があるなんて家族に話したりしません!そうじゃありませんか??

返せない金額なら尚さら、口が裂けても話さないと思います(汗)

それに・・・相続人の多くは、相続開始後から財産リストを作り始めるので、被相続人が亡くなった後に発覚したマイナス財産について、家庭裁判所で「限定承認」や「相続放棄」の手続きを行おうにも申請期限のタイムミリットである「相続開始から3ヶ月以内」を過ぎている場合がほとんど!

その結果、被相続人が残したプラス財産とマイナス財産の全ての権利と義務を無条件に引き継いでしまう「単純承認」したものとみなされてしまい、運が悪ければ被相続人が残した莫大な借金まで背負ってしまうことになってしまいます(泣)

そうならない為には、被相続人が元気なうちから家族で財産について話をして、プラス・マイナス財産の内容を正確に把握しておくこと!

相続は、早め早めに対策を練ることで親族間の揉め事を回避したり、相続税の節税対策に繋がります、面倒くさいと思わずに手をつけてください!

あと、話しは変わりますが相続人が被相続人の財産を勝手に処分したり隠したりして、財産リストに加えなかったことが発覚した場合、悪質とみなされ「限定承認」や「相続放棄」の申請を終えている場合でも「単純承認」になってしまうので注意すること!

「まさかっ  親の財産を勝手に処分したり隠すなんてこと、考えたりしてませんよね(汗) 駄目ですよ!そんなことしちゃ・・・結局損するの目にみえてますから(汗)」

一定の条件で相続を行なう「限定承認」の申請は相続開始から3ヶ月以内!

限定承認とは「債務などのマイナス財産を引き継いだ場合、引き継いだプラス財産の範囲で支払いを行なう」ことで、引き継いだプラス財産の範囲内で借金や損害賠償責任などのマイナス財産を返済したあと、プラス財産が残っていれば相続できます。

反対に、借金や損害賠償責任の額がプラス財産を大きく超えた場合は、自分の財産を返済に充てる必要はないのが「限定承認」の特徴!

被相続人の財産について、マイナス財産がプラス財産より多いのか少ないのか判断がつかない場合は「限定承認」が適しているでしょう!

ただ、限定承認には相続人全員の承諾が必要で、1人でも反対の人がいれば申請がとおりません!※相続放棄した人からの承諾は必要ありません!

限定承認の手続きの流れ・・・

限定承認の申請期間は、相続開始から3ヶ月以内と決まっています。手続きの申請を行なう相続人は、家庭裁判所へ財産リストと一緒に「相続限定承認申述書」を提出し、申し立てを行います。

申し立てが承認されると、申請した相続人は5日以内に、すべての相続人や遺贈をうける人(受遺者)に「限定承認」をしたことを通知し、反対の意志のある人は2ヶ月以内に申し出るように公告を行い、期間内に申し出がない場合は「限定承認」が受理される!

その間、相続人の代表者である財産管理人が精算手続きを行い、マイナス財産をプラス財産で弁済し、残ったマイナス財産については「限定承認」が承認された相続人は弁済義務はありません!

    
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