相続した財産のうち借金・葬式代・入院費等は申告が不要な場合もある!




相続人が被相続人の債務を受け継いだり、葬式代金や入院費用を負担した場合は、支払った金額を相続した財産から差し引いて、相続税を計算する債務控除を利用することが可能です。

ただ、債務控除は相続や遺贈によって財産を取得した相続人にのみ適用される制度なので、相続人以外の第3者が被相続人の債務を受け継いだり葬式代金や入院費用を負担してしまった場合、相続人に債務控除が適用されないので、相続財産に課せられる税金が増えてしまう結果に。。。(-_-;)

できれば、被相続人の債務を受け継いだり、葬式代金や入院費用などの支払いは、相続によって財産を取得する相続人が負担したほうが良いですよ!。。。節税対策にもなりますし!

ケース1:相続人が被相続人が残した借金や未納税金などの債務を負担した場合

相続税の課税対象から外れるのは、被相続人の借金や店舗の買掛金などの負債の他、次に挙げるものがある!

①:被相続人の固定資産税や住民税等、支払いが済んでいない国税地方税

②:被相続人の死亡した年の1月1日から死亡した日までの所得に対する準確定申告の提出によって発生した所得税

③:住宅ローン等の借り入れや借り換えなど、一定の条件に当てはまる場合の保証債務連帯保証

なお、一定の条件に当てはまる場合として、一般的に住宅ローンの連帯債務者となるのは配偶者の場合がほとんどですが、不動産名義や返済状況等を照らし合わせて、ローンを支払っている実質的な債務者が誰なのかを判定し債務者と認められる場合に限り、債務控除が適用されます。

ケース2:相続人が被相続人の葬式代金を負担した場合!

被相続人の葬式代金を相続人が負担した場合で、債務控除として相続する財産から差し引くことができるのは次に挙げるものがある!

①:僧侶やお寺などへ通夜や葬儀の謝礼代・御車代・御膳料・戒名料などのお布施

②:通夜や葬儀のおもてなし代金

③:葬儀社へ支払う代金や送迎時に使用したバスやハイヤー等の利用代金

④:気持ちの範囲内で行なう、お手伝いの人への心づけ

なお、葬式代金については「亡くなった人の職業や財産、その他事情と照らし合わせて、相当程度と認められるものに要した費用」と制限があるので、著しく高い領収書を提出しても債務控除として認められるとは限りませんからm(_ _;)m

上記に挙げた①~③で負担した代金については、会計時に領収書をもらい保管して置くこと! これらの領収書は、相続税の申告時にコピーを添付して提出することになります!

④の心づけのように領収書が貰えない代金については、出勤メモのリストを作成して金銭のやりとりを残しておくと良いでしょう!

この他にも、被相続人が生前に購入した墓地や墓石等、相続人が受け取った死亡保険金・死亡退職金などは、1人当たり500万円を上限までは非課税財産として相続した財産から差し引かれますが、墓地や墓石をローンで購入し残債が残っている場合は、債務控除の適用外となるので注意すること!

また、最近は、葬儀と同じ日に初七日法要を行なう遺族が増えていますが、初七日法要は債務控除の適用外なので、掛かった費用については葬儀社に相談して領収書を分けてもらうか、もしくは葬儀社から貰った請求書から拾い出し葬式費用のみを提出してください!

それと、四十九日法要や一周忌法要時に納骨を行なうのではなく、葬儀を終えてすぐに納骨するのであれば、納骨費用は葬式代金に含めることが可能となっています。

ケース3:相続人が被相続人の入院費用やかかった医療費を負担した場合

被相続人の入院費用や治療代金の支払いを負担した場合は、生前と死後で負担した費用の扱い方が異なります!

①:被相続人が生きている間に、入院費や治療代金の支払いを負担した場合は、被相続人の準確定申告での医療費控除として相続財産から差し引かれますが、②:被相続人が死亡後、入院費や治療代金の支払いを負担した場合だと、債務控除として相続財産から差し引きます!

なお、被相続人の死後に医療費を負担した場合で、入院費や治療代金の支払いを負担した相続人が、故人の扶養もしくは故人が相続人の扶養に入っていれば、医療費を負担した相続人の医療費控除として所得税から負担した額が差し引かれます!

  • 相続時の債務控除の対象には、被相続人の借金・葬式代金・医療費などがある!
  • 債務控除となる財産は、証拠となる領収書や請求書および借用書などが必要!
  • 相続人が購入した墓地や墓石、仏壇や法要時の代金等は債務控除として認められません!

    
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