仏教の法要である初七日は、亡くなられた日を入れて7日目に行う事が一般的でしたが、家族や親族が他県で暮らすケースが増えたことも起因して、最近では還骨法要と合わせて告別式と同じ日に初七日法要を行うようになっています。

また、北海道などでは、四十九日法要を繰り上げて行う「取越法要」を告別式の日に行なうことで、遠方から来られる遺族や弔問客の負担を少なくするお葬式を行うところもあります。ただ「取越法要」は亡くなられた故人の事を考えると、ものすごく簡素で省略した法要なので、あまりおすすめできません!

火葬を終え遺骨の安置までの流れ

繰り上げ初七日法要
近年は、遠方からの参列する親族や弔問客を考慮して、火葬後に行われることが多い
精進落とし
僧侶と参列者をねぎらうささやかな会食の席
遺骨の安置
遺骨を後飾り祭壇に祀り、場合によっては還骨法要を行う

火葬後に行う遺骨の安置と精進落とし

火葬場での収骨を無事に終え、繰り上げ初七日法要が済むと、遺骨と遺影は遺族が持ち、位牌は喪主が持ち帰ります。式場ではなく自宅へ戻った場合は、遺骨は忌明け(初七日)まで「後飾り祭壇」に安置されることが一般的。

遺骨を後飾り祭壇に安置するか、もしくは還骨法要がすむと、僧侶や参列した方をもてなす「精進落とし」の席を設け、会食をして労をねぎらいます。なかには会食をしないで、品物(食べ物やお酒)を持ち帰ってもらう場合もあるので、精進落としの席の手配は、あらかじめ遺族と葬儀社の双方に相談して決めておくと良いでしょう!

また、僧侶が精進落としに参加できないときは、「お膳料」と「お車代」を別に包むことがほとんどで、相場は1~2万円程度と考えておくとよい!

繰り上げ初七日法要
最近では、遠方からの遺族や参列者の手間を考慮して、初七日法要と還骨法要を合わせて行う事が一般的で「付七日法要」と呼ばれています。
還骨法要
故人の遺骨を家に迎え入れるための儀式。遺骨を後飾り祭壇に安置すると、遺族と参列者は祭壇の前に座り、僧侶に読経をしてもらいながら焼香を行う。
焼香は喪主からはじまり、故人と縁の深い順でおこないます。参列者全員のの焼香が済むと、故人を送るお葬式の儀式は全て終了となる
精進落とし
火葬に出席した僧侶や参列者をねぎらうための会食の席のこと。席の並び順は、僧侶が最上座、世話役や手伝いの人、故人の親しい友人の順に座り、喪主と親族は最下座に座ります。
精進落としの会食は、喪主または遺族代表がお礼を述べてからはじまり、1~2時間程度を目安に終えることが多い

初七日法要と精進落としのときに出てくるQ&A

以下は、初七日法要と精進落としのときに出てくる疑問をQ&Aで紹介しているので参考にして下さい

Q:精進落としに出す料理は飲食店に注文しても大丈夫ですか?

A:お葬式当日は、パタパタと忙しいので作ることが出来ない場合は注文しても大丈夫です。また、昔は生物(肉・魚)などは出さないことが多かったようですが、現在ではお刺身なども普通にでているので、普通に食べることが出来る料理であれば何をだしても良いでしょう!

ただし、依然として高齢の方には、精進落としで、生物を避ける傾向があるので、料理をお出しする際に一度確認をしたほうが無難です

Q:精進落としの席に案内する人は限られているのですか?

A:そんなことはありません!ほとんどの場合、火葬場に参列した方がそのまま精進落としに出席します。ただ、地域や大きな会社になると、精進落としの規模を大きくして行うところもあります。

Q:僧侶が精進落としに参加しない場合は、何か包まなければいけないの?

A:僧侶が参加を辞退した場合は、お膳料として現金を渡すケースがほとんどです。相場として1~2万円程度と考えておくとよいでしょう! 

ごく希にですが、お膳料を貰いたいために精進落としを断る僧侶がいるといった話を聞くことがあります。遺族としては感謝の気持を込めて精進落としで、僧侶や参列した方をもてなすわけですから、そのような考え方は謹んでもらいたいものです。

Q:精進落としの献杯は、誰にお願いしても大丈夫ですか?

A:献杯は、お葬式や法要後の席で唱和されるあいさつのことで、故人を偲びながら敬意を表し、遺族を慰める意味を持ち合わせています。お葬式を葬儀社にお任せしているのなら、葬儀社のスタッフと相談しながら決めると良いでしょう! 

ただ、基本的には誰がやると決まっているわけではないので、故人とつき合いの深い人にお願いしてみるのもひとつの選択肢です。