仏壇に飾られてる位牌やお墓の卒塔婆に記されている文字は戒名と呼ばれ、本来は生前に受戒などを受けて仏門に入った者に与えられる法号でした。しかし、現在では亡くなられた人が、仏式で葬儀をおこなう際、お坊さんから戒名を授けてもらうのが一般的となっています。

実はこの戒名を授かるには、戒名料としてお布施をしなければならず、金額は宗派や地域・寺院によって多少異なりますが、2001年の東京都生活文化局のアンケートによると、戒名を授かる時に支払う金額の相場は平均38万円と結構な出費となることが分っている。

また、戒名には「院号」・「院殿号」などが付くと格式が高くなり、戒名の下に付く「位号」によっても、それぞれ金額が異なってくるので、見た目が良いからといって安易な気持ちで戒名を決めてしまうと、高額な戒名料を聞いて後悔してしまうなんて事もあるので、分からないことがあれば、お経を依頼した僧侶に話しを聞いて納得の行く戒名を選ぶようにすること!

位牌にの書式や戒名の種類や付け方

位牌の書式

基本的な位牌の書式は、表側に亡くなった年月日と戒名を、裏側には俗名と亡くなった時の年齢が記される。

位牌の書き方

お葬式では白木位牌を使い、四十九日以降に漆塗り位牌に作り替える

位牌には白木位牌・本位牌・寺位牌の3つに分別されていて、普段よく目にするのは漆塗りをした本位牌を仏壇で見かけることが多いでしょう!

位牌の作り変え

位牌の作成は遺族がご臨終を受け、連絡を受けた寺院の僧侶が、白木位牌を準備して枕飾りおよび葬儀をおこないます。飾られている白木位牌は、葬儀を終え四十九日または一周忌を迎える頃に漆塗りやカシュー塗装に金箔・沈金・蒔絵[まきえ]を施した塗り位牌に作り変えます。

また塗り位牌には一人あるいは夫婦など二人以上の戒名等が記された札位牌と、多数の薄い木の札が重ねて納めれるようにした箱状の繰り出し位牌の二つの種類があり、遺族や地域によって選び方に隔たりがありますが、選ぶ基準は決まっていません!

札位牌:

札位牌

繰り出し位牌:

繰り出し位牌

画像引用サイト:位牌がよくわかる[e-oihai.jp]

戒名の種類や付け方

普段はあまりお目にかかる機会がすくない戒名ですが、比べてみると文字数が異なっていることに気付くと思います。それぞれの文字には意味があり、文字の種類によって戒名の位やお布施の金額が変わってきます。

戒名の付け方

戒名の付け方

  • 院号(又は院殿号):戒名の一番上に付けられる尊称で、本来は寺院の建設に関わったり寄付をした人に付けられることが多かったのですが、禁煙では社会的地位が高い人や、高い戒名料をお布施した人に付けられることが多い!
  • 道号:本来は高僧につけら得た称号で、仏道に入ったことや宗派を表します。現在は家信者にもつけられることが多い!
  • 戒名(法号):この部分が本来の意味にあたる戒名の部分で、2文字からなり生前の名前(俗名)から1文字と、仏典から1文字をとって付けることが一般的。
  • 位号:戒名の下に付けて、性別や仏教徒としての階級の位。男性は大居士→居士→信士の順に位が代わり、女性は清大姉→大姉→信女の順に位が変わる。一般的に親と同じ位もしくは夫婦同一の位を選ぶことが多い

気になる「戒名の位」別のお布施の相場

男性の戒名 女性の戒名 一般的な相場
○○信士 ○○信女 約10万~20万ぐらい
○○居士 ○○大姉 約20万~40万ぐらい
※この「位」が一般的な戒名料の相場といわれている
○○院居士 ○○院大姉 約50万~100万円前後
○○院殿居士 ○○院殿大姉 約100万~∞※払える限り

急なお葬式で、自分の家がどの宗派に属しているか分からないときは、お通夜や葬儀で戒名を授からずに「俗名」のままでお葬式を行なうこと、慌てなくても大丈夫、後日宗派を調べてから戒名を授かっても遅くはありません!

それよりも、自分の家が壇家や菩提寺にお世話になっていた場合、戒名料を2重に支払わなければいけないケースも実際に起きているので、戒名を決めるときは必ず自分の宗派を確認すること!